むくみを放っておくと下肢静脈瘤に

むくみを放っておくと下肢静脈瘤に

「むくみがあっても足がだるいだけだから、放っておこう!」なんて簡単に考えていませんか?むくみを放置してしまうと、下肢静脈瘤を引き起こすことがあります。また、下肢静脈瘤を発症する前に、むくみやだるさがまず出てくることもあるのです。むくみは絶対にそのままにしないでおきましょう。サプリメントを飲む、診察を受けるなどすばやい対策が大切になりますね。

 

下肢静脈瘤とは

足の血管の色が目立つ、血管がボコボコと浮き出ている、皮膚の色が変わる、むくむ、いずれも下肢静脈瘤の症状です。足の静脈の弁が壊れてしまうことで起こる病気です。静脈は重力に逆らって、血液を上に向けて運びます。この血液には体内でできた二酸化炭素や老廃物が含まれています。重力に逆らっているため、静脈には逆流を防ぐ弁がついています。何らかの原因で弁が壊れると、血液は正しく流れず血管内に漂います。この状態が下肢静脈瘤です。

 

むくみや血管の変化は一次性静脈瘤の状態です。一次性静脈瘤は、命に関わる病気ではありません。静脈の深部に血栓ができてしまうと、二次性静脈瘤と呼ばれる静脈の表面が拡張する症状を引き起こします。長時間身体を動かせない状態で起こるエコノミークラス症候群も、二次性静脈瘤に含まれます。血栓が肺まで流れて、胸の痛みなど危険な状態になることもあります。

 

下肢静脈瘤のタイプ

下肢静脈瘤にはいくつかのタイプがあります。

 

大伏在静脈瘤 太ももやふくらはぎにボコボコと瘤状のものができる
小伏在静脈瘤 膝の裏やふくらはぎに血管が蛇行して現れる
網目状静脈瘤 青い血管が細かく枝分かれして見える
クモの巣状静脈瘤 青、赤、紫色に細かい血管が見える

 

ただ伏在型に分類される大伏在静脈瘤と小伏在静脈瘤以外は、手術の必要性がないものも多く、重症化することも少ないのです。

 

むくみやだるさが発症のサイン

足のむくみの原因は足をあまり動かさないことや、体内の水分をきちんと排出できないことが多いのです。しかし、下肢静脈瘤が原因となってむくみやだるさが出ていることもあります。下肢静脈瘤のサインを放置することで、重症化する方も少なくありません。むくみが起こる原因は他にも、月経前浮腫や貧血など女性ならではのものがあります。ずっとそうだから、いつもこんな感じだし…と軽視せず早く気づいて適切なケアをして、重い症状になる前に解消しましょう。

 

どんな症状が現れる?

下肢静脈瘤と診断されるポイントは、静脈内の血液の逆流の有無です。ただ大きな問題は、初期では外側から見た状態では全くわからないことでしょう。つまり足に違和感があり、サプリやマッサージなどのケアをしても改善が見られない、こんな時は下肢静脈瘤まで進んでしまっている可能性があるわけです。

気になる症状
  • 足がつりやすい
  • 足が重い、だるい
  • 足がむくむ、皮膚を押しても戻らない、左右の足に差がある

 

ただ、どれもただの足の疲れや単なるむくみと軽視してしまいやすいですね。しかし弁は一度壊れてしまうと戻ることがありません。血液の逆流も、妊娠を原因とした特別な場合以外は治らないのです。軽い症状だと決めつけてしまわず、気になるなら早めに医師の診察を受けることをおすすめします。

下肢静脈瘤の原因は?

どうして下肢静脈瘤になるのか、その原因はむくみの原因と重なることもあり、予防とケアが重要になることがわかります。

 

立ちっぱなし、座りっぱなしの仕事 立ち仕事であまり動かない、デスクワークで立つことが少ない、こんな方は静脈の流れが滞ります。むくみも同じ原因となっているので、納得ではないでしょうか。1日10時間以上立ち仕事が続く方(調理師、美容師、販売員など)は重症化しやすいといわれています。
妊娠・出産 ホルモンの影響で、静脈が広がりやすくなる妊娠中は、血液の逆流を起こしやすくなります。血中濃度が高くなることで、血液量が増加し弁が壊れてしまうことがあるのです。
加齢 静脈の弁の働きは、加齢で弱まるケースがあります。加齢によって歩く時間が短くなることで、血管への負担が大きくなることもあるのです。また肥満や便秘は、下肢静脈瘤の症状が起こった時に悪化させてしまう原因になります。
脂質異常 血液内のコレステロールや中性脂肪が高くなると、血管に負担がかかります。通常脂質の異常は動脈硬化の原因となると考えられています。しかし、静脈にも影響を与え、下肢静脈瘤の原因となることもあるのです。
遺伝 体質的に静脈の弁が弱いことがあります。血縁者に下肢静脈瘤の方がいる場合は、遺伝が要因となっているかもしれません。

 

治療

一次性下肢静脈瘤なら、悪性の病気には分類されません。そのため放置したり治療が遅れたりすることがあるのです。放置すると「うっ滞性皮膚炎」になる可能性もあります。湿疹や脂肪皮膚硬化症などが現れます。

 

治療方法には血管内レーザー治療、硬化療法、高位結紮術、ストリッピング手術などがあります。身体的な負担を気にする方も多いですが、レーザーによる治療なら、日帰りでの治療も可能になっています。症状によってどの治療をするか違いが発生します。

 

相談や受診は血管外科となりますが、静脈を主に扱っている専門医は多くありません。できれば専門医がいる医院を探しましょう。レーザー治療に対応していない医療機関では、ストリッピング手術のみとなり、3〜7日ほどの入院期間が必要になることもあります。

 

むくみケアが足を守る

下肢静脈瘤に進んでしまう前に、むくみケアをしておいたほうが安心ですね。またむくみに注意することで、下肢静脈瘤の症状に早く気づくこともあります。むくみサプリやケアで、足の状態を常にすっきりした状態に保っておくと、変化がわかりやすいですね。

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